影を湛える女は、ただ光を持つ女よりも輝かしい。
今日のひとつ。
闇を湛えた光は、ただの光よりも麗しい。
物事にはすべて表と裏の二面性がある。
コイン。
裏があるから表がある。
朝と夜。
夜があるから朝の存在がひときわ嬉しい。
色即是空。空即是色。
この世に五蘊の「色」が存在するから「空」の概念が客体化される。
逆に「空」が無ければ、「色」は「色」を保つことはできない。
ガラスの仮面。
姫川亜弓の闇の王女オリゲルドの演技が際立ったのは、
北島マヤの光の王女アルディスの演技が魅力的だったからだ。
沈黙は金なり、雄弁は銀なり。
沈黙に隠された深淵が、べらべら話すよりもその人となりを
立体的に表している。
写真の光度。
影のコントラストがある写真ほど、より鮮やかに見える。
メイク。
顔立ちが美しく映えるように魅せるには、表のメイクよりも
裏のシェード(影)の使い方が命。
そんななかで、今の私たちはあまりにも表の世界に生きすぎて、
裏を失いつつあるのかもしれない。
つながりっぱなしのSNS、
いつでもどこでも居場所がわかるGPS、
24時間いつでも明るい街、
時間を選ばない仕事、
気づけば、いつの間にかそんな表の時間に常に流されている。
自分を客体視するには裏の時間も必要だ。
孤独の時間、
沈黙の時間、
ネガティブな自分、
弱い自分、
閉ざされた自分、
挫折する自分。
これらを受け入れ、背負うことで、
表で生き抜いていく力に厚みと輝きを与えてくれる。
自分を100%見せてしまわないこと、
見えないところで身近な人のために功徳を積むこと、
自分の光の強さを不要に対外的にアピールしないこと。
人から受けた恩を感じる力を磨き、見えない形で次の人に還元すること。
沈黙の中で自身を客体視することで、与えられた時間の有限性を自覚すること。
影を湛えることで、摩耗した心の機微に対する感受性を取り戻すこと。
そんなことをしみじみ、立ち止まって感じた時間。
三十路を前にして、人間性に深みと厚みのある魅力的な女になりたい。
とますます思わせてくれました。
誰が?
読書ソムリエが!!
さあて、長い長い前フリはここまで。
本日は、大好きな「地球探検隊」の中村隊長が
すてきな本を紹介してくださり、
さらに、そのご本人に引き合わせてくれました!!
江戸川区の果てにある本屋さん「読書のすすめ」
を営んでおられる清水克衛さんです。
中村隊長が「旅ソムリエ」なら、清水店長は「読書ソムリエ」。
彼に会いに、全国の人が決して良い立地とは言えない
篠崎にある店舗に足を運び、彼に勧められた本を買って成長していきます。
NPO法人「読書普及協会」の理事長として、メディアでも
多数取り上げられているようでした(まだ見てない)。
もともと、池袋にある「天狼院書店」というとても
面白い本屋が好きだと言う話をしていた所、
「オレも面白い本屋を知ってるよ。しかも店長と同い年だよ(笑)。」
と紹介してくれたので、その方の著書をその日中にAmazonで購入。
(行動力が取り柄の女のためW)
その本屋で実際にお会いしてみると、
一見物静かな方だなあという印象ながら、本の話になった途端、
機智にとんだ言葉が、するする流れるように出て来て、
表情がぱあっと生き生きされる。
たくさんある魅力的な本の中で、自分が求めている本を感じとって
紹介してくれる中で、本当に本が好きな方なんだなということが
ひしひしと伝わってくる不思議な体験でした。
最近強く肌で感じていることは、どんなに小さなことでも
何か一つのことに対し、抜きん出ることの重要性。
その道を極めている、または極めようとしている人に触れるたびに
アウトプットまでの処理時間が本当に早く、上質であることを実感する。
きっとそのことを考え続けているが故に、常人よりもはるかに早い時間で
常人が思ってもみないことを、紬ぎ出すことができるのだろう。
それが人の心を動かし、人の役に立つ強い力に育っていく。
何かを始めたいなら、その道のプロを知ることから始まる、というのは
こういうことかと改めて思った。
そんなわたしが、一目惚れした本と、清水さんにすすめていただいた本。
■私の一目惚れ本
LIFE IS BEAUTIFUL―ライフ・イズ・ビューティフル 自分の人生の主役になる/ソースブックス
¥1,620
Amazon.co.jp
■より魅力的になれるような、今の私へのおすすめ本
生くる/講談社
¥2,484
Amazon.co.jp
非常識な読書のすすめ ―人生がガラッと変わる「本の読み方」30/現代書林
¥1,512
Amazon.co.jp
よし、一つ一つの経験を自分の中でも大事にして
影を湛えた深みのある魅力的な女性になれるようがんばろう。
<今日の記事の情報いろいろ>
※地球探検隊:http://expl-tokyo.jp
※中村隊長:http://ameblo.jp/expl/
※読書のすすめ:http://www.visionet.jp/biginterviews/k_shimizu/
(直接お店のHPがないので、取り上げられている記事を載せてみました)
※清水 克衛さん:http://profile.ameba.jp/dokusume/
※天狼院書店:http://tenro-in.com