<奈良RPG企画>シャガムクエスト(仮称)あらすじ
奈良RPGプロジェクトのストーリー(仮)を公開メモしております。
目次
旅の始まり
気晴らしにスーパーファミコンをする奈良のゲストハウスオーナー。タイトルは「(仮)シャガムクエスト」。ストーリーは、挨拶するときにお辞儀の代わりにしゃがむのが習わしのシャガムニスタン王国のヘタレ王子シャガムが、魔王にさらわれた隣国カガムニスタンの王女カガム姫の救出のために、体力勝負で気疲れする勇者ではなく、あえて魔法使いポジションを狙って修行の旅に出るというもの(多分)。
*注意*シャガムニスタンの魔法使いたちは、職務中には呪文を唱える時の立ち居振る舞いが楽なように「ボリパン」という南米製のやわらかな生地のパンツを履く習慣があり、魔法使いとしてのレベルに応じてパンツの色が変わっていく黒帯のようなシステムがある。
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ゲームのプレイ中にオーナーがセーブをかけ忘れてトイレに立ったところ、移動呪文をうっかり間違えたシャガムは画面を飛び出し現実世界のアンドスマイルズホステルに降り立ってしまう。途方に暮れて「しゃがん」でいたところ、オーナーが戻ってくる。訳が分からずオーナーに助けを求めようとするシャガム。しかし悲しいことにこのホステルは女子専用であったー。
and smiles hostel(アンド スマイルズ ホステル) – 奈良の女性専用ゲストハウス
最近メディアにひっぱりだこなオーナーからホウキでホステルを叩き出されたシャガム。行くあてもなく、地図もストーリーも使命もお膳立てがない場所で迷子状態になり、改めて自分に残された行動の選択肢を探してみる。しかし、いくらカーソルを動かしても「歩く・しゃがむ・ボリパン履く」以外に選択肢が見つからない。
「こんなのコマンドにない!!!」と途方に暮れてビッグ・ナラの前でしゃがみこむシャガム。
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しかし身体の固いシャガムのかかとは地面にも届かない。足元を見れば、履いていたのもボリパンではなく、ただのグレーのだらしないスウェット。
王子としてのたしなみの「正しいしゃがみ」もできない絶望的なシャガム。そんな時、後ろから自転車に乗って猛スピードで追いかけてくる人影。見れば、先ほど怒られたばかりのホステルオーナーであった。ゼイゼイ肩で息を吐きながら「DHLで届いてたから、特売品買うついでに届けにきた」と言われて渡された小包の中身は、なんとシャガムが直前の旅で履いていた「ボリパン」であったーー。
奈良編
「ボリパンを履く」コマンドを達成できたシャガム。偶然ボリパンのポケットに入っていた薬草「ヤマトトウキ」を食べ、体力を回復。
ボリパンのデザイン性の高さも相まって性格も前向きになり、この「奈良」という不思議な場所で魔法使い修行をしながら帰る方法を探すことにした。手始めに、ホステルオーナーに教えてもらった「使い手」に会いに若草山に行くことにした。
若草山で待っていたのは、使い手は使い手でも「魔法使い」ではなく「鹿使い」であった。彼らは「ホルン」というアイテムを使って鹿を意のままに操る魔法を持っている。
修行の一環として本編のテーマソングでホルンを習得するシャガム。なんとか聞ける程度の音が吹けるようになり、シャガムは鹿使いになった。
吉野編
使い手のおじさんから、鹿使いとしての幅を広げるために奈良公園以外のシカに会いに行くように助言され、吉野山に向かうことにしたシャガム。
当日朝にはなぜかまたアンドスマイルズホステルに届いてしまったボリパンの替えをオーナーが文句を言いながら届けにきてくれた。今日のボリパンのポケットに入っていたものはなんと陀羅尼助であった。
体力を回復し、レベルもあがったシャガムは吉野山にたどり着き、意気揚々と吉野の鹿たちの前でホルンを吹く。しかし、何もおこらなかった。1日中吹いてようやく吉野の鹿には使えないことに気づいたシャガム。山中の日暮れにも関わらず、例によって行くあてもなく民家を探しながら迷子になってしまう。陀羅尼助効果も尽き、困ったときのお約束でとりあえずしゃがみこむシャガム。そんなときに吉野山のゲストハウスの女将に拾われる。
話を聞いてみると、なんとその女将も「修行」のために「吉野山中」で「吹く」研鑽を積んでいるというではないか。女将にお願いして弟子入りするシャガム。しかし、蓋を開けてみれば「吹く」は「吹く」でも「ホルン」ではなく「法螺」で、「修行」というのは「鹿寄せ魔法」ではなく「山伏」としての修行であった。
奈良を学び語り継ぐ。修験道の聖地 吉野に山伏女将が誕生するまで | 地方創生業界メディア NATIV.|ネイティブ株式会社
「コマンドにない!」と嘆きつつも、成り行きで山伏修行をすることになってしまったシャガム。当然、法螺はそんなに簡単に会得できない。大きな法螺貝の代わりに大きなホラを話すシャガム。自分のボリパンは、聖徳太子とお揃いで冠位十二階の紫装束のさらに上階を行く「ガラ」という階級であることを熱弁。
【冠位十二階とは】簡単にわかりやすく解説!!制度の目的&定めた人物・色の順番など
女将から、かつて全国大会で優勝したという得意のテコンドーでたっぷり焼きを入れられたシャガム。そこに一人の親切な宿泊客が介抱にかけつけてくれた。聞けば、彼(彼女)は今日天理へ行くという。
天理編
彼(彼女)について天理にいくことにしたシャガムに、なぜかDHLで届いたボリパンを手渡す山伏女将。今日のボリパンポケットには紙切れが一枚入っているのみであった。がっかりしながらも天理に向かうシャガムは道すがら1本の小枝にぶつかる。よく見てみるとぶつかったのは小枝ではなくゴボウであった。拾ってみるとあたりがいきなり煙に覆われ、一人の背の高い細身の美女が現れ「貴方のぶつかったゴボウは、金のゴボウですか?銀のゴボウですか?それともただのゴボウですか?」と尋ねる。いずれの回答もコマンドにないために困ってしゃがみこむシャガム。それをみた同行者が欲張って「金のゴボウです」と回答。するとたちまち彼(彼女)は宇陀地方に飛ばされてしまう。美女はゴボウの精であった。
特にゴボウに興味がなかったシャガムは、唯一コマンドにあった「わからない」を使用。ゴボウの精から「正直者」として讃えられ、ポケットの紙切れがココフンの昼食券に変わった。
トランポリン遊具やカフェなど、古墳モチーフの広場がフフン〜♪ とオープン! 天理駅前の新しいにぎわいへ
一人になったシャガムはココフンで贅沢な昼食を取り、インフォメーションセンターで神聖な動物に出会える場所を教わりまたまた山中を目指す。しかしそこにいたのは、神獣は神獣でも鹿ではなくニワトリであった。
境内MAP【石上神宮の歩き方】ニワトリ|石上神宮[いそのかみじんぐう]公式サイト|奈良県天理市
彼がホルンを吹いても「何も起こらなかった」のは言うまでもない。(次回に続く)
中略(いろんな場所で企画者達の気の赴くままに冒険は続く)
最終的に画面に戻る方法を得ることができなかったシャガムは、Engawa(奥大和移住定住交流センター)で相談をして奈良南部に移住し、ボリパン屋とシャガム式かかと健康トレーニングで生計を立てていくことを決意するのであった。
移住定住交流センターって? | Local Life in nara okuyamato – 奈良に暮らす
シャガム王子のボリパン屋さん
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彼の「奈良でかかとをつける」旅(?)はまだまだ続く!
おしらせ
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