2015-05-07

ディズニー映画「シンデレラ」の魔法

 

この一節。

“Alas,my sisters and all the girls are going to the palace.
But, I can’t…..
Why should I always have to stay at home and clean the fireplace with ashes and soot all over? I’m sorry my mother, now I can’t believe my courage and kindness…”
今の半分の年齢の時に学校の学園祭で上演した、英語版『Cinderella』。
前年の初舞台での一言の役から、急にシンデレラ役になった。演劇部でもなく右も左もわからず、今の劇団員の演劇レベルの高さを思えば、今以上に素人過ぎるほど素人で試行錯誤ばかりだったが、あの時は先輩が発破をかけても英語もお芝居も怖いもの知らずで、ただひたすら一途に一生懸命だった。
本公演が無事に終わると、当時大キライで見返してやりたかった顧問に握手を求められ、また大道具の片付けをしていた時に、知らない学生とそのお母さんが「心がこもった素敵なシンデレラでしたね。元気をもらいました。」と言いに来てくれた。
さらに、今の劇団では私にもう辛口しか言わなくなった親が当時は「良かった」と一度だけ褒めてくれた。
今よりも更にひどかったとは思うが、
その時に「芝居の持つエネルギーが魅力的」だと初めて感じたことから、覚えていたのが冒頭の印象深い台詞。
残念ながら受験に入り学生時の本公演はそれきりだったが、そこから倍の年の今、懐かしさと、また初心にかえるきっかけを与えてくれた映画「シンデレラ」は、最後まで夢を信じる勇気と、優しさを貫く凛とした心の強さがやっぱり素敵だなあと、ひねくれ者の弱い心を癒してくれましたとさ。
そう言えば、今の劇団でも初の舞台は「シンデレラ」だった。好きだった。
そして劇団を辞めることを決意した今年に、再度またダメ押しで見ることになるとは、偶然にもほどがある。ま、向いてないと痛感した今でも役者は辞めないけどね。
写真は、お城に置いてきたガラスの靴の片割れ。綺麗に撮れました。
私も自分を信じて前向きに生きていれば、いつか王子様や夢が実現する日が来るのかな。
信じるものは救われる、、といいな笑。
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