2015-11-04

劇団での最後の舞台に出ます。

来週に府中の森芸術劇場にてお芝居の舞台にでます。
で、この舞台を持って8年間お世話になった、大好きな「劇団宇宙の森」を辞めます。
「卒業する」、と言えるほど劇団での芝居を極めた訳でもなく、
「休養する」と言うほど一時的なものでもなく、
「中退する」というほど半端な気持ちで続けてきた訳でもなく、
「寿退団する」というおめでたでもなく、
適切な言い方が思い浮かばないので、
単に「辞めます」。
理由は、、、劇団が大好きすぎるから何度説明しても上手く言えないのですが、ここ数年、自分の現状に対する節目と限界を感じてきたことは要因の一つです。
お芝居が好きな気持ちに迷いがない人は、
上手だろうが下手だろうが素敵です。
演技を見てもストレートに情熱が伝わります。
私はお芝居は好きだけど自分を見せるのがニガテなタイプで、どちらかというと
舞台には絵やダンスや言葉や映像や歌やストーリーなど、数ある表現方法の全部が求められ、そこではあらゆることが試せることが楽しくてやって来ました。
そこで、「舞台」という、無数の創造が生まれ融合する芸術実験の「箱庭」を作ることと、そこで放たれる人々の生きた熱量を感じることが好きなことを知りました。
なので、今後も表現の幅を広げたり、追い求めること自体はやめません。
ニガテではありますが好きなので、毎回新たな学びが増えていくお芝居自体も辞めません。
もしいつか良い時期がむかえられ、その時に嬉しいご縁があれば、また宇宙の森に「新しい風」を持ち込む人として戻れたら素敵だなあと思ってます。
その時には自分にとっての「劇団宇宙の森でのお芝居」の意味合いも今とはまた変わっているんだと思っています。
熱し易く冷め易い気性ながらも、
劇団宇宙の森での8年間の間、お芝居というものに親しむことができました。
思えば、中学生の時に文化祭公演でやらせてもらった初めての主役で、知らない親子が「あなたの真っ直ぐな演技が心に響いて、元気をもらえました。」と、見知らぬわたしに声をかけてくれたことで(今の劇団のレベルから思えば全然基礎も何にもなかったが、その代わりにただひたすら一生懸命だった。)、人の心を豊かに出来るお芝居や表現活動って素晴らしいなと、思えました。
劇団宇宙の森での最後の舞台まで、あと二週間を切りました。悔いのないように初心に帰って演り切りたいと思います。
お時間のある方は是非足をお運び頂ければ幸いです。
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