2015-11-21

一つの時代が終わった

 

公演翌朝、一番に頭に浮かんだ言葉。
ここのところ、数週間休みなしで、仕事と舞台が共に佳境状態が続き、疲れきっていながらも、気合いで体調維持してきた。
が、翌朝起きたら、なんだか大きな憑き物が落ちたかのように、あんなに自分を追い詰めていた複雑な感情が、生まれたての赤ちゃんのように真っ白に浄化されてなくなり、身体も心も軽くなっていた。
(まあ仕事ですぐに現実に引き戻されたが笑)
そこでベッドから起き上がるまでの間に、何の肯定否定の感情を抱く余裕も無いまま頭に浮かんだ言葉が、
「一つの時代が終わった」
なんか時間が止まり、誰かから客観的に告げられたかのような不思議な響きだった。
そうか、私にとって劇団は、入社と上京と就労の会社員スタート時から8年間過ごしてきた「東京の生活」そのものだったのか。
どうりで単純な退団よりも複雑に想うわけだ。
それが「一つの時代」という言葉の重みか。
今この瞬間は楽しくて幸せだけど、
このままじゃいけないのはわかってる。
根本的に変わらなきゃ行けないし、
これからも変わっていかなきゃ行けない。
と、本能的に身体が感じているのは、
もう一度生き方を改めて俯瞰的に見直すタイミングに来ているということだ。
それは今までを否定する意味では無く、
むしろ今までの土台を踏まえてこそ
経験を積み、価値につなげていくと
言う肯定的な意味で、本来実現したかった生き方に叶っているかと。
生きる上で何を優先し、切り捨てるかと。
それらを受け止めて、
所属や肩書きにとらわれず、
私自身が今やれることをやりながら、
表現で価値を具現化していく力と、
その環境を、公私の分け隔てなく作っていく努力をする。
その変革期。
大丈夫、色んな素敵な方々のお陰で
心折らずにやることをやれたので、
新しく前を向く準備はもうできてる。
次の5年間の時代が負けず劣らず豊かであることを目指して、自分2.0化を頑張っていきたいと思います。
まあ、だからと言って仕事やプライベートが明確に変わるわけではないですがw、
そんなようなことを考えながらの年末を迎えそうです。

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