森羅万象の中で普遍的な暮らしを模索すること
昨日は、夕方すごい雷の後に大雨暴風、さらに大量の雹が降った。
ラインで母に「雹やわ!」と送ったら、
「ヒョエー」と帰ってきた。
親子の会話とは常にこんなものだ。
東京にいるときもラインを使い始める前までは
「件名:生きてる?」
と本文なしのメールが送られてきては
「件名:今のところ」
という本文なしのメールで返す、という繰り返し。
祖母は相変わらず大人の私を認識しておらず、
母が二人になったような感じで気持ち悪い日々を
送っていたが(笑)、最近は私のことを愛すべき姪
として認識することにしたらしい。
ちなみにその姪御さんも今や息子のお嫁さんに可愛い
赤ちゃんが授かったおばあちゃん。
おそらく彼女とも長い間あっていないので、
自分が知っている若い頃の彼女として思っているのだろう。
というわけで私を呼ぶときは、専ら母親の名前で呼ぶか、
姪御さんの名前で呼ぶかのどちらかだ。
(というか、元気な頃から私のことはよく母親の名前で
呼んでいたので癖になっているのかもしれない。)
まあそういうやりとりを家庭でしながらの毎日なのだが、
不思議と母親からあまり用事とか料理とか細かい頼みごとを言われない。
なんやろうなあ、と思っていたら、ある時に
「あんたが帰ってきて、おかげさまで仕事出てる間や家事も何かと安心やけど、
またいなくなった時のことを思うとあんまり任せられない。」
とポツリと言われて、その後に何も言えなくなった。
私は常に新しい場所や人や物事を探求しつづけていたい性分で、
今現在は隠遁生活を送っているからそれ特有のストレスもある。
ずっといることは自身の体調や精神衛生上よろしくない。
でも、実家を拠点に暮らして生きたい。
家の責任も果たしていきたい。
今までは家のことはモラトリアムで、自分の好きなように仕事も趣味も
やってきたけれど、今は仕事がモラトリアムで、家のことや家できる趣味
や勉強を中心に考えている。
この場所で新しいことを始めている面白い方々を訪ねに行くことも
始めているが、アクセス的なことと家事のことから毎日外に出歩けるわけではないので
進捗もぼちぼち。
よく、産休に入った同僚が「早く復帰して社会とつながりたい」と話しているのだが、
そのときは正直「偉いなあ。私なら休んでていいならずっと休んでいたいと思うのになあ。社会の繋がりなんて自分の取り組み次第でなんとでもできるのに勿体ないなあ。」
と思っていた。
でも、社会人になってから勤め続けて来た大手正社員を辞め、地元で暮らすようになり、
職安などで手続きを始めると、今まで「会社員」として一括りにされていて良くも悪くも
見えてこなかった社会の色々なことが自分ごととして見えたり感じるようになって、
その同僚の感覚もなんとなくわかるようになった。
それは、社会の生産活動から「取り残される。」という漠然とした
不安なんだろうなあ。
で、それは間違いなく同じ仕事に戻ってキャッチアップする前提なことと、
日々変わって行く都市圏で生活することによってさらに色濃く感じるんだろうと。
でも地方に来てみると、時間の流れ方も違うし、仕事も違う。
どうせ一回りしては戻ってくる消費のための流行やメディアに
置いて行かれると何が困るんだろう。
うーん、、特に困らないな。テレビも見ないし。
むしろ、社会情勢に置いて行かれたり、新しいツールや制度を知らなかったり、
地方同士の繋がりがなくなったり、会いたい人に会えるチャンスやコラボチャンス
を逃したり、友人と疎遠になる方がずっと困る。
なので、思考が
「地方の家にいながら(≒場所を選ばず)、世界につながるには、情報を得るには、
物事を進めるには今現在どうしたらいいのか」
「将来、国内外の色々な場所や文化の人が奈良そのものや中南部を行き来
してくれるような交流拠点を作るには、そしてそれを仕事につなげて行くにはどうしたらいいのか。今現在で何が準備できるのか。」
「自分自身も色々な場所に行って場所や歴史や文化を元に人に興味を持ってもらえる仕事をしていくには今現在どうしていたらいいか」
「人が自分の生活や趣味に興味を持ち、血が踊るような生きてる実感を持って前向きに日々を過ごせるようにするにはどうしたらいいか」
という、割と普遍的なテーマ寄りになって来たように思う。
この答えを掴めるのがいつになるかはまだ未知数ながらも、
私自身、探求して行くのが楽しみだったりする。
StrengthFinderで発見した私の五つの強みは以下の通り。
「Input 情報蒐集力」
「ideation 着想力」
「Activator 実現に向け行動に移す力、周囲を活性化させる力」
「futuristic 未来志向力」
「positive 前向き力」
我ながら妄想力が高くなる組み合わせだなと思う笑。
(占い師の富士川さんに、2年前に「妄想力の高さがモチベーションとなり、
それが行動と実現を後から引っ張ってくる」と言われたのを思い出したので)
だからこそ、どんなことが起きても
全ての行動の源泉である「森羅万象を受け止め、前向きでいること」はやめないし、
これからも形状記憶合金のように強くしていきたいと思っている。
そして、自分の生き方をずっと模索していきたい。