【オーケストラ/西荻窪】日本で食べる美味しい世界料理〜インド編〜
え、喫茶じゃない?と思ったお店。
しかし、東京でのイラン旅の報告会イベント(旅イベントツアー中)に来てくれたお嬢さんがとてもインドカレーが好きな上に、ここがとても美味しいと教えてくれたので行ってみた。
インターネットで調べてみると、可愛い喫茶店の見た目に合わず、本格的なインドカレー屋さんなのだが、確かに有名で休日などは行列ができることもあるそうだ。
オーケストラ | Retty(レッティ)
入り口はとても可愛らしい。さすが西荻窪といった感じだ。西荻窪にはこういった可愛らしいお店がたくさんある。いつか住んで見たい場所の一つだ。
カレー。名前を忘れてしまったけれど、確かポークビンダルー。酸っぱく、ピリ辛でとっても美味しかった。いわゆる日本的な小麦粉と牛脂のモッタリしたカレー感は全くなく、スパイスのみのサラサラカレー。豚肉はマリネのようで、お肉にお酢とスパイスがしみ込んでいて、かみごたえがある。パパドやオニオンスライスなどのサイドも合って、バランスも良い。美味しかったー。
食後のシナモンチャイ。いちいちカトラリーが可愛らしくて、私のは木の葉のスプーン。チャイはチャイでスパイスが効いていて美味しい。そして、甘みが全くない!!そう、ここでは甘みの調節は自分でやるのだそうだ。砂糖びんからスプーンに山盛り2杯ほどお砂糖を入れてちょうどぐらいなので、普段のチャイがいかに甘いものなのかということを思い知った気がする。
チャイはもともとインドの人の知恵の飲み物。東インド貿易会社でおなじみのイギリス植民地時代には、良いお茶葉はみんな海賊紳士のイギリスに持っていかれちゃうので、残りのクズ茶を活用して美味しく飲む方法を見出したのがこのチャイと言われている。なので、ぶっちゃけチャイではお茶は色と風味づけだけで、ミルクやスパイスをいかにうまく用いて全体の味をバランス良く引き上げるかというもの。
だから、スパイスが効いていると「インド人すごいなー!」と改めて思ってしまうのである。スパイスインストラクターとしては、勉強のためにもまたぜひ来たいお店だ。