本当に好きなことが見つからない、と思う前に。
ここ数年、「本当に好きなことをやろう」と言うメッセージのある文章をみることが多いが、増えることはあっても減ることがないと言うことは、そういった風潮に反して「自分の本当に好きなこと、やりたいことができていない」と自分の生活に漠然とした不安がある人がすごくたくさんいるのではないかと思う。
本当にやりたいことなんて、見つけようと思って急に見つかることは少ないと思うし、ましてやそれが続いてお金につながるなんて、本当に一握りである。確かにそう思う。ちなみに私は、逆にやりたいことが多すぎて逆に本当にやりたいことに絞ることができないタイプの人間のようだ(いろんなコーチングや自己啓発セミナーに行ったりもしたけど違和感が残っていて、最終的に今の私が求めているのはそういうことではないことがわかった)。そもそも自分が人生で「本当に」好きなこと「だけ」を「仕事」で「やらなければいけない」わけでもないと思う。やりたいと思ったらその時にやって、それがそのまま仕事につながりそうなら努力すればいいし、やりたいことと求められることが違うならば趣味でやればいい。
ただ、一つ言えるとしたら、成熟社会である現代は「やりたい」と思った時にチャレンジしやすいありがたい社会ではある。だから、確かに「試し時」なんだと思われるし、試し方も十人十色なんだと思う。
そんな時に、yamatoさんが、私の活動やイランのフォトブックに興味を持ってくださり、そのことをブログに書いてくださった。
なんでも出来る時代だと貴方は気づいているか?すごく嬉しかった。何が嬉しいって、「好きなことって、他人に評価されるレベルのものを探すと到達するまでは遠い存在かもしれない。だけど実はそれも「小さな好き」の積み重ねの結果。そしてその「小さな好き」は、実はたくさん身近にあって単に見過ごしているだけなんだ」とおもうことに共感してくださったことが嬉しい。
自分の心の声の「好き」に耳をすませ、例えどんな小さなことでも良いから自分にやらせてあげること。
やってみたら、人に話して同じ関心を持っている人を身近に作ること。
そこから広がった新たな「好き」を阻まず、寄り道を積極的にしながら楽しむこと。
これが好きなことが育つ秘訣だと思います。
「生きることがチャレンジングで面白い」とおもえる人がたくさん増えてほしいな♪( ´▽`)。