2018-01-19

異国の味を知ることは異国の文化を知るということ。

日本で食べる世界の美味しいお店シリーズですが、まだまだたくさんあるので、一旦小休止。
私の中東料理作りの話題に付き合って欲しい笑。

ご存知の方も多いと思うが、2月2日に以下のスナックイベントをやらせてもらうことになっている。

中東バル スナックMikado(詳細はこちら)

さらに、2月3日(東京)と4日(名古屋)にはイラン旅の報告会(詳細はFBページのこちら)、2月4日には奈良暮らしの報告会をさせてもらうことになっている。10年間住んでいたせいで東京の方が今の所ご縁が多いこともあるが、今年こそは関西で色々なイベントをやれたらいいなあと思っている。コラボも!! 数えて見たら、関西でのイベントは去年の奈良歩きの1件だけだった。反省。

さて、そんな旅行脚を控えて料理の練習をしている。

イラン料理に欠かせないくるみ。写真は前回(2017年4月)に胡桃堂喫茶店で開催させてもらった時の写真。

イベントのレポートは友人であり、イベントのお料理や配膳を素敵に手伝ってくれた恩人の小俣荘子さんが詳細をブログ(Maison de omata)に記録してくださっている。

Maison de omata「ペルシャを知る夕べ」
「ペルシャを知る夕べ」 | maison de omata

このイベントは、ありがたいことに影山さんからお声掛けをいただいて急遽やれることが決まって、開催日まで一週間しかなく、さらに開催日の翌日は東京から奈良への引越し日というなんともバタバタしたものだったが、素敵な友人たちと胡桃堂喫茶店の皆様のおかげで、お客さんにも楽しんでいただくことができた。

さて、その胡桃をペースト状に挽いてサフラン、シナモンで味付けをし、鶏肉と玉ねぎと一緒に煮込んだシチューがイランの国民的料理「フェッセンジャン」である。大抵は飾り付けされたサフランライスと一緒に食べることが多い。この日には初めて手に入れたざくろペーストを使った。

実際に、イランに行って見てリアルな「フェッセンジャン」を食べてみると、もっとドロっとしていて、鳥はモモ肉の一口大ではなく丸ごと一羽入っていた。それを後から切り分けてシチューのルーとサフランライスと一緒に食すのだ。ルーの味も、よりコクがあってどっしりしている。

ああ、こういう感じなのか!!と納得した。
それまでは、ざくろペーストが手に入らないのでざくろジュースを蒸留して代用したりしていたから、割と薄味でサラッとした食感だったのだ。
もっとドロッとしていて深い味でいいんだ!!

というわけで、イランでもざくろペーストを探していたのだが、なかなか見つからない。
どうやらみんな自作しているようだ。カーシャーン中を友人と随分歩き回って瓶詰めのものをやっと二本見つけた。
この二本は種類が違うので、イベントまでに両方使って見てどちらのメーカーの味がより美味しいか判断する必要がある。

今回は、見た目がおしゃれな瓶の方にした。(どっちかわかる?)

わからない?? やっぱりそうか(笑)。

さて、前回のフェッセンジャンがこれだ。

昨日試作して見たところ、ざくろペーストの酸味と、シナモンの甘みがちょうど良かったが、玉ねぎを大盤振る舞いに入れすぎたので次回はもう少し減らそう。

2月はどうなるか、お楽しみ♫

 

さて、もう一品試作。これは上新粉で作るイランのミルクプディング。

前回はこんな感じ。

今回も、同じビジュアルで作ったものの、ローズウォーターが少なかったせいか上新粉の米の匂いがきつく感じたので2月は作らないかもしれない。代わりに、今日試作したのがトルコのライスプディング「ストゥラッチ」だ。こちらは生米を使ったミルクプディングなのだが、私はこちらの方が好みだったのでイベントではこちらを採用すると思う。多分ね。こちらはコーンスターチで固めているから割と優しいのだ。

そして、イランそのものについても、yamatoさんがまたイランの写真集を購入してくださって、ブログを書いてくださった。

心の煌めきの見つけ方-YamatoNavi
知らないって事は凄く損している事

私自身も、イランが好きというよりはイランが面白いことを知って好きになったので、身近な方に新しく興味を持っていただけることはとても嬉しい。
写真集をちまちま作っていて本当に良かったなあと思う。もし良かったら、ぜひ以下のリンクから一度見て欲しい。

Gallery

はあ、これからもたくさんの国や場所や文化に出会って、それらの知られざる魅力をたくさんの人に伝えて行くことができたらいいなあ。

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