蔵コレのためにアパレルパートを始めてみました
蔵コレのため入ったものの、人間関係や評価システムが合わないと思って辞めようと思いながらも超真面目に4ヶ月目に入ってしまったアパレルのパート。
やってみると意識の持ち方次第で良いスキルアップになるし、過去の販促業務や演劇の経験が活きるし(特に販売ロープレはエチュードそっくりで、声出しは発声練習のようなもの)、蔵コレのオンラインサイト作りにも活かせそうなことも見えてきた。
また、路面店舗を1つのサイトと考えた時の全体レイアウト、お客さんの動線の考え方、商品の分類とディスプレイ、各指標の考え方、などは考えれば考えるほど、前に担当していたデジタルマーケやECのアクセス解析の構造に近いように感じる。
オンラインと違うのは、スタッフのキャラでのノリ購入があることと、オンタイムでリアル試着ができること、ネットに弱い中高齢者や、家族服買いの主婦層へのアプローチが強いというところ。
普段、メンズや子供服の商品知識や体型別コーデにに疎い私が接客成功する時のお客さんは、ありがたいことにそういう実店舗が強い客層が多い。それは、彼らのトークや生活パターンに基づくニーズに(介護や近所づきあいで)に慣れているために現実的な提案が経験則で出来るから。ただし、おしゃれ感度が高くなくても良いため、販売数をあげたいお店の注力商品(販売数コンテスト系)の購入誘導になりにくい。そして売上単価はそれほど高くない場合が多いので、販売ノルマをこなすには成功客数の積み上げが必要。
しかし、それは来店客数が同じ中で、品出しやレイアウト変更などの店内業務(私は不器用で遅いので不利)を最速で正確にこなしながら、かつベテランスタッフとも場合によってお客様を取り合わなくてはならない(個人売上ノルマは全体収益につながりにくく、お客様も迷惑で、スタッフのチームワークも悪くする罪深い評価システムだと思う)。
その結果、私を客観的に見ると、性質的にはローカル路面店と相性が良いスタッフだし、お客さんに提案も積極的にできるし喜んで買ってもらってもいるけど、平日日中数日の短期戦でいうと消耗が激しくてムラのあるやりかたをしている。だから自分が慣れていない層に対しての、商品知識に基づく提案力をあげれば、きっと日々の変動やスランプに対しても強くなってゆとりが生まれると思うのだ。
それらを前提に、疲れすぎず楽しくベストを目指すには、次のステップとして話しかけにくいお客さんの行動をよく観察し、「引きの接客」にうまくなることが必要だなと思う。実際に上手いなあと思うスタッフさんはまさにそういう感じ。来店時に買いそうなお客さんを判別し、タイミングや内容を見計らって商品知識やトレンドベースの声かけをし、うまく誘導することができる。しかも嫌味なく。
そう考えると、その日のスタッフ構成によってアプローチ層を変えることも考えられる。私みたいな新人が多ければ引き接客をあえてトライする価値はあるし、逆にベテランが多いと取り合いになると面倒なので、自分の得意な層に対して推し接客(キャラ接客)を数をこなして積極的に入れていくとか。バランスを取りながら自分を楽にしていく方法を意識的に見つけていくとおもしろそう。その辺を考えるゆとりがやっと出来てきた。
冒頭の路面店舗とECの考え方の相性がいいという話から、リアルの販売ならではの経験値獲得についてだいぶ話がそれたけど、その二軸を考えながら過ごしているとお客さんがいない暇な時間でも楽しめそう!!