すべての物事には表と裏があるので
コイン。
裏があるから表がある。
朝と夜。
夜があるから朝の存在がひときわ嬉しい。
色即是空。空即是色。
この世に五蘊の「色」が存在するから「空」の概念が客体化される。
逆に「空」が無ければ、「色」は「色」を保つことはできない。
沈黙は金なり、雄弁は銀なり。
沈黙に隠された深淵が、べらべら話すよりもその人となりを
立体的に表している。
写真の光度。
影のコントラストがある写真ほど、より鮮やかに見える。
メイク。
顔立ちが美しく映えるように魅せるには、表のメイクよりも
裏のシェード(影)の使い方が命(だそうだ)。
そんななかで、今の私たちはあまりにも表の世界に生きすぎて、裏を失いつつあるのかもしれない。
つながりっぱなしのSNS、
いつでもどこでも居場所がわかるGPS、
24時間いつでも明るい街、
時間を選ばない仕事、
気づけば、いつの間にかそんな表の時間に常に流されている。
自分を客体視するには裏の時間も必要だ。
孤独の時間、
沈黙の時間、
ネガティブな自分、
優柔不断で弱い自分、
生きにくい自分、
要領悪い自分。
これらを全て受け入れ、背負うことで、
表で生き抜いていく力に厚みと輝きを与えてくれる。
常に自分を100%で見せようと頑張らないこと、
見えないところで身近な人のために功徳を積むこと、
自分の持つ光が強いときは不用意にひけらかさないこと。
人から受けた恩を感じる力を磨き、見えない形で次の人に還元すること。
沈黙と忍耐の中で自身を客体視することで、与えられた時間の有限性を自覚すること。
影を湛えることで、心の機微に対する豊かな感受性を取り戻すこと。
そんなことをしみじみ、立ち止まって考えた時間。
古くから受け継がれてきた家を守り活かしたいだけなのに柵やお金がかかることばかりで、なのに田舎暮らしで安定収入があるお勤めが難しい状況で中長期的に努力すべきことや必要な行動がわからなくなったりして、ついつい自己嫌悪になりがちだなあと。面白いことへの情熱や愛情、アイデアは多いし、そのための行動力や実行力もあるけれど、事業化やフリーランスのやり方は未だに全然手探りだし。今の古今東西〜のすべての活動に対して魅力を感じるし、これからも生業の仕事としても広げていけると嬉しいんだけれど。
今じゃまだまだだけど、いつか人間性に深みと厚みのある魅力的な女性になれたらいいな!
いやいやよー!
ちがう、
えいえいおー!!!(笑)