2017-11-27

フラワーレジンがやりたいの。

きっかけは、サフランを収穫するのと次世代の球根を太らせるために、咲いたばかりの花を摘み取らねばならなかったことだ。
「綺麗に咲いているのに花が勿体無い」ので、何かに使えないだろうか。押し花のコースターとかしおりはなんか額面通り作ってもダサいものしか作れないしなあ、何か今風なものに・・・・と思案を巡らしていたところ、私の周りにはレジンを使ったハンドメイドアーティストが何人かいたことを思い出した。

おっ、サフランの花を押し花にして、それにレジンを塗ってアクセにしたら今風ではないだろうか??
天才だな、私。

というわけで、調べてみることにしたら、出るわ出るわ。生花の押し花の作り方も、押し花レジンの作り方も。

問題は、私が不器用で飽きやすいことだ。
であるからして、できる限り省エネで見た目よろしくできる方法を編み出さねばならない。

とりあえず、押し花を作ってみることにした。
サフランをティッシュに挟んで、百科事典に挟んでイランに行っている間に放置しておく。

と、できたはできたが微妙にシワを作ってしまった。この辺りがなかなか難しい。あと、少し色落ちした気もする。押し花のやり方を改めて調べてみると、アイロンを使ったやり方と電子レンジを使ったやり方が割と早くできるそうだ。
一つずつのやり方を試して見たところ、今の所はキッチンペーパーではなくクッキングシートで花を挟んでアイロンを当てる方法が一番綺麗に仕上がる結論となった。ただ、アイロンの場合は低温で当て方に気をつけないと焦がしてしまうこと、色落ちが比較的他の方法よりもしやすいことが課題である。そこで、目下は8割ほどをアイロンで乾かして置いて残りを通常の百科事典に挟む方法で最終乾燥することを検討中である。

問題はここからである。

百均で買ったレジンを用いて、押し花サフランの花びらに載せようとしたところ、花びらが薄すぎてすぐに丸まってしまう。また、日光で乾燥させてみると均一に塗ったはずのレジンがダマになってボツボツと偏ってしまった。そして庭で乾かそうとしたところ、ミーコ(家の猫)に邪魔されてしまった。

ウーーーーーーム。

うまくいかない。

というわけで、先日ハンドメイドが得意な劇団同期が、年に一度の定期公演を無事に終了して遊びにやってきたので
応援を要請して見た。

レジンをまず温めて塗りやすくする。液はなるべく中央に置いてから端に塗り広げる。そして塗った後も、気泡を飛ばすためにエンボスヒーターで表面をあっためる。くるくる花びらが丸まらないように裏面に先に少量のレジンを塗り広げておく。少量ずつ表面を塗って何度かに分けて乾かす。乾かす際にも、ケチらないでUVライトを使って均等に乾かす。花びらを割らずに載せるピンセットや台座も必要なのね。ふむふむ。

そして、だいぶプクっとしてきたところでもう一つ悩みが。
「裏が白いほうが色が綺麗だよね」
だが、プラ板などの白い板を張るとせっかくの花びらの透明感が全くなくなってしまうし、白いポスカで塗って見てもなんだかインクの濃さがまばらで見た目がよろしくないし。うーーーん。。何か良い知恵はないものか。

すると、団員がナイスアイデアをだす。
「あやさん、プラ板アートしていた時に水性で着色するのに裏面ヤスリ使っていたでしょ。こっちもヤスリかけて見たらどお?」

そして、ヤスリをかけて見たところ、

透明感も残り、白さも際立ってなかなか素晴らしいではないか! 可愛い💕

ヤスリの難点は、色を塗っている場合は落ちやすいことと、その上からレジンをかぶせるとまたツルピカ透明になってしまって元の木阿弥になることだ。しかし、うまく使いこなせば、なんの問題もない。今度は白いプラ板を縮めた板に花びらを乗せて厚みを出して見ても良いなと思った。

Facebookに載せたところ、評判もすごくいい。 家族や近所の人も気に入ったようだ。

これは、もしかしたら薬草のまち宇陀にも応用できるかもしれない。
(スパイスインストラクターのスピンオフ的な活動として)

いろんな植物が育ち、いろんな花が咲く場所だからこそ、いろんな素材が身近に手に入りそうだ。
ということで、家の庭に咲いているツツジの花びらを改めて押し花にして見た。可愛いではないか!!

<乾燥前>

<乾燥後>

今度は、きちんとしたレジンとUVライトを使ってこの花びらをコーティングすることを試して見たいと思う。

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