2019年マレーシア留学のススメ1<クアラルンプール語学学校えらび編>
マレーシア留学のことについて、忘れないうちにまとめておきたいと思う。
これから留学を検討されている方がいらしたら何かの参考になれば幸いです。マレーシアの首都クアラルンプールは物価も安く、学校のクオリティも高かったので、個人的には行ってよかったと思います。私の場合は3ヶ月で学校の一番安いクラスと一番安い部屋で40万、保険5万、航空券5万の、計50万円程度。これに生活費が10〜15万円ほどベースで載るので、約60万円程度みておけば大体普通の生活はできるかなあと思います。(旅行をたくさんする人や、アルコールたくさん飲みたい人などはもっとかかると思いますが)。ちなみにこの金額は、私が私学の高校一年生の時に派遣された夏休みのバンクーバーでのサマースクール&ホームステイ(2週間)と同じ値段。いやあ、今思うと本当に高かった。まあ、でも南米を旅行したらなんだかんだで30万円くらいかかるから、値打ちがあるかなあと思ってます。
ちなみに、なぜマレーシア?という方はこちらをどうぞ
というわけで、私がリサーチした時は現地の判断材料や詳細情報がなくて困ったので、改めてあれこれ共有させてもらいます。
目次
エージェントあれこれ
正直エージェントはいらなかったのだが、情報収拾の一貫で片っ端から色々調べてみた。が、マレーシア専門と謳う新しい留学エージェントは、カウンセリングや仲介料に5〜10万も取る割には細かい要望や情報収拾について対応してもらえなかったり、逆に完全無料と言っておきながら為替や手数料をごまかしていたり、自分たちが現地で運営する微妙な部屋を申し込ませようとしたり、対応がいい加減で信用ならない所が多かった。というわけで、社会人へのオススメとしては事前にマレーシア関連のエージェントのWEBサイトで学校の情報収拾を色々した後に、自分で直接学校に申し込むか、それが忙しくて難しい場合は、「わたし、マレーシア専門です!!」といっていない留学エージェントに頼むのがいいと思う。私が最終的に依頼したのはこの「海外留学推進機構」だ。ここは学生側が無償な分、語学学校側から仲介手数料をもらって活動資金としている旨をきちんと最初に説明したのと、付随する保険やマンションの営業などが何もなかったこと、オンライン面談時の対応がとても丁寧で早く情報も正確だったこと(例えば私が頼んだシングルスモールの部屋は最初からエージェントに「死ぬほど狭いですよ」と言われていた)だ。明細もクリアで、私がエージェント経由で語学学校側の請求書をチェックした際に、シングルスモールの部屋代が語学学校側のWEBに記載の金額から値上げされていることを指摘すると当初の値段のままで申し込めるように調整してくれた。また、通常エージェントに勧められる学生ビザの手続きも、手間暇もお金もかかるし滞在中もパスポートの受け渡しが不自由だから不要と言ってくれたのと、ビザランの説明もしてくれた(ビザなし滞在期間ギリギリで一度出国して再入国する)ので助かった。すべての手続きにおいてストレスフリーだったので、短気な私としてはとても感謝している。
語学学校あれこれ
クアラルンプールにも様々な語学学校があり、選択肢は多かったのだが、どのエージェントのWEBサイトにも載っていて、品質の評判も良かったのが、オーストラリアシドニーを拠点とするELC(English Language Company)のマレーシア校(ブキッビンタン)だ。物価はマレーシアの中では高いが、首都の繁華街と言う抜群の立地で、買い物なども便利だし、基本的に最低限の注意をしていれば治安も良いので過ごしやすい。少し前には女優の石原さとみも2018年のドラマ「5時から9時まで」で英会話教師の役をするということで個人レッスンで通っていたそうだ(と、日本文化好きな学校スタッフが興奮して話していた笑)。
ELC(English Language Company)のマレーシア校
ELC – English Language Company Malaysia
私が授業を受けたのは9月後半から12月頭までの3ヶ月間であったが、その期間は比較的閑散期にあたるらしく、一番学生が多いのは3〜4月、8〜9月あたりだそう。春はアラビックの学生が増え、夏の間は日本の大学生がどっと増えるため、クラスも学校寮もぎゅうぎゅうだそう。なので、落ち着いて勉強したい場合は10月以降が良いと思われる。私の時は、9月中は学校の寮の部屋も日本人の大学生が多く6人ほどだったが、10月以降はタイの女の子と2人のことが多く、その後短期の人が一度きたきりで、最終的に11月後半にカザフスタンの女の子が来て3人だった。クラスのほうも、夏場まで20人近くいたそうなのだが、私が入った頃には10人弱で、その後4〜5人前後のまま少人数クラスのような状態で授業を受けていた。なので、なかなか新しい学生に出会うのは難しかったが、その分ゆったりしていて質問もしやすく、生活もしやすかった。学生の構成比は、事前に調べた際は日本人が1〜2割程度と書いてあったので選んだのだが、実際には半分ぐらいが日本人だった(そりゃ日本で有名な学校だったら日本人が多いことも当たり前だよね)。そこは結構な誤算であったけど、授業や先生は丁寧で非常に良かったし、午後の選択式授業(ビジネス・IELTS・TOEIC・SLWなど)のほかに、英語の履歴書の書き方やスラングなども教えてくれたので、とてもいい学校だと思う。また、学校主催のアクティビティもよく開催されていて、美術館へ行ったり、スポーツをしたり、料理教室に行ったりなど学生同士の仲を深めてくれる機会もある。なお、毎週金曜放課後にはティーチャーズ飲みという、学校の先生が近くのバーに集まって飲むという会があり、学生が気軽に参加して英会話を楽しんだり、先生と仲良くなることができる。
学校寮あれこれ
ELCには、いくつかの学生寮があるのだが、オススメはタラゴンである。一番学校に近く(徒歩15分ほど)、設備も整っており(建物の中にプールやジム、ラウンジがある)、向かいにはタイムズスクエアと言う非常に大きなショッピングセンターがある。それでもたまに停電したりシャワーが壊れたりなどということはあるが、頻度は少ない。私は一番安い個人部屋(シングルスモール)にしたのだが、ベッドとタンスでぎゅうぎゅうのような物置のような部屋(隣の専用トイレに間仕切りのないシャワーと洗面台がついている)にも関わらず、2019年春時点で430ドル/月、現在は480ドル/月と料金はお高め。私がWEBサイトで見た時にはまだ金額が400ドル/月となっていたので、エージェントにかけあって、そのままの値段で通してもらったが、それでもマレーシアの相場としてはかなり高い。ただし、学校寮としてはそれほど他の寮の値段と大きく変わらないこと、清掃が毎週入ること、セキュリティが24時間体制であることと、学校が管理しているので何かあればすぐに連絡できること、ルームメイトも学校の生徒と言う点では非常に便利。部屋はコンドミニアムの一部屋を6人程度で共有するような感じで、リビング一つと共用のシャワー・洗面台・キッチンがあり、個室が3〜4部屋(二人用部屋)と独房のような小部屋(シングルスモール)がベランダにある。基本的には低層階が多い。鍵は、玄関の二重扉のもの二つと個室のものと三種類を渡される。入居する際に、通常マンションの入り口のカードキーと引き換えに、デポジットとして300ドル徴収されるそうなのだが、私はたまたま誰からも何も要求されなかったのでそのまま最後までカードキーなしで過ごしたが、ネパール出身の守衛さん達とめちゃくちゃ仲良しだったので毎回顔パスで特に何の問題もなかった。部屋については、一人部屋に変更したいとか、二人部屋でも良いなど、後から変更希望を出した場合でも学校の受付を通じて柔軟に対応してもらえる。
廊下
一見監獄のような二重扉(安全面のため)
リビング
共用キッチン
バルコニー(奥左が私の部屋:洗濯機と面しており夜中に回されるとうるさい)
ほぼ屋外にある私の部屋(シングルスモール)
本当に独房レベルの質素さと狭さ
隣にシャワー洗面台付きトイレがある(ただし排水溝が遠くてシャワーを使うと全面びちゃびちゃになる)
そんなわけでベッドを自力でPOPにリノベーション(お手頃DIYショップなどはまた紹介します)
まあでも最終的にはそこそこ快適に過ごせるように改善できたかな。
新しい環境では、ガーンと思い切りショックを受けた後は、自分で積極的にハードもソフトも改善していくことが大事!
続きます!