この道はいつか皆が通る道
正気じゃない人の罵詈雑言ほどやり場の無い理不尽な苛立ちと傷付きはないなとしみじみ思う。正気の人に正面から悪口言われたほうがどれだけスカッとするか(変な人ではありません)。だいぶ慣れたとはいえ、ほんまに私みたいな直情的な人間にはなかなか難しい。介護士さんを改めて尊敬する。いや、そうは言うけど仕事としてお金もらって身内じゃなくて他人なら私ももう少し我慢できるのかもしれないなー、とかいろいろ考え込んでしまう。
そして多分周りの人から見てるとすごく滑稽なんだろうなーと感じるのが、自分のあまり見せてこなかったネガティヴな部分を出していて嫌。
嫌ならそもそも書くなよって話で、私もそれは大いに同意だし、自分がそう言う立場を経験してなかったら「ウザい内容」と感じたと思うのですが、本来守るべき家族に対して持ってはいけないネガティヴな気持ちが生まれてしまう自分がいることを知って共感したり安心してくださる方もいるのと、程度の差はあれど誰もが避けられずに通る道なので、ちょっと中身を知っていたら私みたいに全身全霊で戸惑ったり模索することもないと思うんです。
昔の人はどうしてうまくやってたんやろ?と母と話したら「そりゃそこまでそもそも生きられへんし、生きていたとしても周りが困るなら、能の話じゃないけど姨捨山だったんじゃない?」と言われてなんだか現実的すぎて切なくなってしまった。口悪いけど、母の方が祖父母を本当に大事にしてるのにね笑。
祖母曰く、私みたいな阿呆とは血縁でもないし口を2度と聞きたくないらしいので、デイサービスに送る前に久しぶりに固い決意の家出をしたらどうしようかと思ってたけど、運良く少し早く車が付いてくれた。介護士の方が玄関に20分ほど張り付いてる祖母を見てびっくりして「早く着いてすいませんでした」と私に言い、「一刻も早く着いて欲しかったんで、良かったです!どうぞ宜しくお願いします!!」とウルウル感動した私の発言を受けてまたびっくりするという、そんな朝のドタバタです。
いま、デイサービスにチャレンジし始めて、週に数回ですが、様子を見てもう少し増やせたら、私も本格的に地域での仕事の準備がしやすくなりそうだあと思ってます。
やるしかないことはやるしかない。そして如何に皆があまり自己犠牲をせずに少しでも気持ちよく自分たちの暮らしを守っていけるようにするかは、私に取って今が1つの山場だなーと感じている。
旅を生業にしていたら、どんな人にも出会う。どんな局面にも出会う。だけど、一事が万事じゃない。嵐の時もあるが、うまくやりすごすことが知恵になり、経験になる。この経験を無駄にしないことが大事。
なので、本日も人生に良い旅を♡
P.S
写真は庭で撮ったアマガエル。小さくても馬力がある可愛いヤツなんです。